ムカシヤンマ

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2011/6/4 埼玉県入間市
PENTAX K-5 SIGMA 300mmF4EDSDM F4.0 1/350sec ISO200 (トリミングあり)


山道を歩いていたら突然正面から飛んできてすれ違い。振り向いて行方を追うと看板の上に止まった。先ずは証拠写真を撮る。ちょっと位置が高い。でもこいつは鈍感で網をかけても飛ばないくらい、といわれているので、看板の向こう側の斜面を少し登って撮れば楽勝、と思ったとたん、テングチョウかなんか知らないが、茶色い蝶が飛んできた。ちょっといやな予感がしたんだが、そいつがとまっていたムカシにからんできた。さすがのムカシヤンマも嫌がって飛んでいってしまった(泣)。人工物にとまることが多い。
2011/8/5 富山県中新川郡立山町
PENTAX K-5 SIGMA APOMACRO DG 180mm F11 1/160sec ISO800

ムカシヤンマは低山の初夏のトンボ、という前提があったので、北アルプスの登山道(標高1,500m)で真夏に出てきたのには驚いた。そこは岩と砂交じりの崖を水が滴り落ちている場所だった。少なくとも3頭のムカシヤンマが集まり、お互い追飛しては戻ってきていた。このトンボのヤゴはこんな崖に穴を掘って暮らしているらしいので、産卵に来るメスを待ち受けているようだった。このトンボは人工物の上にとまった写真しか撮れないことが多いので(私のズボンにもとまった)、地面にとまっているところを足場に注意しながら喜んで撮影した。
2011/8/5 富山県中新川郡立山町
PENTAX K-5 SIGMA APOMACRO DG 180mm F11 1/160sec ISO800

日本特産種。成熟個体では複眼が真っ黒。白い額も特徴のひとつ。
2015/8/23 茨城県
OLYMPUS TG-3 F4.5 1/15sec ISO1600 深度合成モード
ムカシヤンマのヤゴは、水が滴り落ちる崖や斜面に穴を掘って住んでいる常識破りのヤゴである。トンボになるまでに2-3年かかるらしい。運よくそのような環境で終齢ヤゴが穴から外を覗いている様子を撮ることができた。
2015/8/23 茨城県
ムカシヤンマのヤゴがいた崖。
2018/5/4 東京都西多摩郡檜原村
PENTAX K-S2 SIGMA APOMACRO DG 180mm F7.1 1/1000sec ISO1600
林道脇の水が滴り落ちる斜面に生えたウワバミソウの葉の上にあった羽化殻。
2018/6/2 東京都西多摩郡檜原村
PENTAX K-S2 SIGMA APOMACRO DG 180mm F9.0 1/1000sec ISO1600 ストロボ強制発光

羽化が見られた場所で産卵シーンを撮ろうと待ち構えていた。メス待ちは僕だけでなくこのオスも同じ魂胆だったようだ。ムカシヤンマは地味な模様故、うまく撮るのが難しい。

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